日乃海詞からメッセージ「言葉は時として原始の自分を忘れさせる」

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コココロココロ作・演出の日乃海詞より皆さまへ。

 

 

イベント公演ということもあって本公演よりはコンパクトな企画とはいえ、早いものでコココロココロ本番まで2ヶ月を切りました。お稽古も着々と前へ進んでいます。

 

今作品「コココロココロ」は、
「ココロ」の部分を失い、ただの「器」になってしまったコココロさんに、言葉の中に流れる「本当の部分」を伝えて、「ココロ」を取り戻す!
そんなお話です。

そしてその役目を果たすのは会場の皆さん、特にこどもたちです。
誰かの決めた人間だけの枠やルールにとらわれない、純粋な部分である「ココロ」がキーポイントなのです。

 

原始、動物たちは言語のない状態からでも、コミュニケーションを取り合い、愛し合い、繁栄を繰り返してきました。
言葉を使うようになった我々人間は、言語により文明を発展させ、同時にその便利さ故に「伝える」という表現をとても簡単に済ますことが出来るようになりました。
動物とコミュニケーションを取ることの多い私は、種類を越えて言葉抜きでココロが通じ合うことは普通で、いかに人間同士が表面の処理にとらわれているのかをいつも実感します。

言葉はとても便利です。その単語を言えばもちろん伝わります。
しかしその奥に流れる「気持ち」というものはなかなか言葉にはなりません。
「本音」と「建て前」。
もちろん、時には必要なことですが、いつからか「本音を言えない」、「本当の自分が分からない」そんな人間が増えてきました。
表面的な言葉を使っていると、その内側にいる「本当の自分」はとても苦しみます。

 

「ココロ」を失ってしまっては、ただの「器」
いま一度、自分のココロの言葉に耳を傾けて下さい。

 

こども向けのショーとして書いた本ですが、大人にもそんなメッセージが伝わる作品と思います。

 

そしてもちろん、宇宙ビールらしく、その奥深いところを軸に、存分に遊びます。
スキルを盛り込み、仕掛けを用意して、入念にココロを込めて、真剣に遊びます。
とても楽しんでいただける作品になると思います。

 

さらに今作、キャスト陣にはそれぞれ負荷をかけました。
イベント公演なので稽古日数も少ないのに、です。
皆さんとても苦しんでいます。この苦しみからの脱皮。
とても楽しみではありませんか?
私は今からとてもワクワクしています。

 

そして、同時上演は宮澤賢治の「注文の多い料理店」
こちらも良い意味でちょっとふざけています。
こちらはこちらで、かなり大変な演出構成にしてしまいました。
しっかりと稽古積みたいと思います。

 

私の拙い文章に、楽しそう!と感じていただけたなら光栄です。
それでは皆さま、劇場でココロよりお待ち申し上げております。

 

 

日乃海詞

 

 

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